腰痛予防・改善のための正しい座り方


※姪っ子です

腰痛を治すにあたってストレッチやセルフケアも大事ですが、ストレッチ以上に大事な要素は普段の姿勢になります。
現代社会では一日を通して座りっぱなしの方がほとんどですよね。
そもそも座っている状態は腰にとって安静な状態ではなく、寝ている姿勢や立っている姿勢よりも腰にかかる負担が大きくなります。
座っている姿勢が安静だとすれば、デスクワークの方のほとんどが肩こりや腰痛の症状で悩まされることはないと思います。
悪い座り方をしていると、頭の重さ(4~6キロ)により背骨に負荷がかかり、背骨だけでなく筋肉や腰(椎間板)にも持続的な圧がかかり続けてしまいます。
このページではこの問題を解決する為に座る姿勢と腰痛について解説していきたいと思います。

・椅子の座り方
・背もたれのない椅子は腰に悪い
・疲労の蓄積の原因は座り方の問題
・床に座る姿勢は腰に悪い
・お姉さん座り
・長座
・正座
・女の子座り
・あぐら
・体育座り

椅子の座り方

できるだけ椅子に深く座り、股関節、膝関節が直角、足の裏が床に着く状態が理想的な座り方になります。肘掛けは絶対にあった方がいいです。
肘掛けがないと常に肩に腕の重さがかかり続け、肩こりを感じやすくなり、さらには肩の問題から腰痛に繋がりやすいです。
本来、関節は靭帯というもので固定されているのですが、肩甲骨に関してはほとんど筋肉により支持されているので、ダイレクトに肩こりを感じる筋肉に負担がかかり続けます。
頭は会陰部(肛門の1cm前)に乗せます。
足を組むのは問答無用のNGです。
じゃあ良い姿勢で仕事しよう!と思っても集中すればする程、姿勢は悪くなっていきますよね。
負担のかからない姿勢を維持できるのはせいぜい1時間程度だと思います。
※私自身は1時間程度です。
姿勢が悪くなる度に思い出して意識するのも良いですが、椅子自体を変えるか、腰に負担のかかりにくい姿勢を保ってくれるクッションを購入するのもおすすめします。
椅子に座る時のポイントは骨盤を立てる事です。
少し前かがみなりながらお尻を背もたれに付くまで持っていき、上体を起こせば骨盤が立った状態になります。
後ろに倒れ気味な背もたれでしたら間にクッションを入れてもいいでしょう。

 

背もたれのない椅子は腰に悪い

背もたれは寄りかかる事で筋肉にかかる負担を肩代わりしてくれるので背もたれのある椅子に変えてしまうのがベストです。

 

疲労の蓄積の原因は座り方や姿勢にある

腰痛症状や肩こりを引き起こす大きな原因は、座り方や姿勢にあります。
負担のかかりにくい座り方と悪化させる座り方があるので全てが悪いわけではないのですが、寝ている姿勢や立っている姿勢よりも、座っている姿勢は最も負担が大きくなります。

 

床に座る姿勢は全て腰に悪い

長座、女の子座り、体育座り、あぐら、横座り、正座。これらは全て悪い座り方になります。

 

お姉さん座り

※顔が怖くなり、申し訳ございません。

お姉さん座りは身体の重心が左右どちらかに崩れ、骨盤や股関節、背骨の歪みを作ってしまいます。
決まった方向にしかお姉さん座りできない場合は骨盤や股関節に歪みがあり、肩こりや腰痛の一つの原因になります。
対処法としては床に座る姿勢が多い方は座椅子を使う事をおすすめします。

 

長座

長座の場合、腰の部分の骨が猫背になってしまうので腰痛を引き起こしやすい姿勢になってしまいます。できるだけ床に座るときは避けたい姿勢です。

 

正座

正座は過度に腰を反る姿勢になるので長時間の正座は腰痛の原因になります。特にお腹がでている方や腰椎すべり症などの方は痛みが出やすいので注意が必要です。
対処法としてはお尻と踵の間にクッションを挟んで正座をすると腰への負担が減ります。

 

女の子座り

女の子座りの場合、腰が反り、腰に負担をかけるでけでなく股関節にも負担をかけ歪みが起こります。
特に太ももが内に捻じれることで反り腰を作りやすくなります。(太ももが内に捻じれると骨盤が反り腰になるコンビネーションの動きがあります。)
さらに、この膝の状態は膝関節の中の靭帯のストレスが強く、長年この座り方をしていると膝が不安定になったり、膝の痛みにもつながります。
女の子座りは身体の事を考えると避けた方がいいです。

 

あぐら

あぐらの時は猫背姿勢になるので腰痛を引き起こしやすい姿勢になります。
お尻の下に少し高さのあるクッションを入れると負担が減りますが、座っている時の安定感に欠けてしまいます。

 

体育座り

体育座りの姿勢は背骨全体が猫背になってしまいます。猫背になってしまうと腰痛の大きな原因になってしまいます。
たまに椅子の上で体育座りをする方がいますが、私の経験上では女性にこの傾向が多くみられ、体育座りを好む人の特徴として

①筋力が弱い

②姿勢が悪い

③内臓が弱い

④深層心理の現れ

この4つのケースが当てはまることが多いです。
体育座りや三角座りを好む人は背中の筋肉が弱い、子供の頃から猫背気味、横向きで極端に丸くなって寝る。私の経験上ですが、このような傾向があるように思います。
対処法としては背骨を意識して伸ばすことや、座るときも深く座り、背もたれを使って猫背に気を付けること、軽い筋トレ寝方に気を付けることなどが大切です。
また、胃や大腸、子宮などが悪いと体を丸める姿勢が楽なため、体育座りが落ち着く方もいます。

 

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